LiteSpeedのオープンソース版である、OpenLiteSpeed(OLS)は、ApacheやNginxと異なり、管理画面(WebAdmin Console)またはコマンドラインからSSLの設定を行います。ここでは、最も一般的な「Certbot (Let’s Encrypt)」を使用した無料SSLの導入手順を解説します。
環境はRocky Linux 8.7です。
CertbotによるSSL証明書の取得
まずはサーバーOSにSSH接続し、Let’s Encryptの証明書を取得します。
Certbotのインストール
Certbotとは無料、自動でSSL証明書を発行、更新できるOSSツールです。
認証局であるLet’s Encryptによって証明書を作成しています。
yum update
yum install certbot -yインストール出来たら次に証明書発行をします。
証明書の発行(Webroot方式)
OLSが既に稼働している場合は、以下のコマンドで認証を行います。
sudo certbot certonly --webroot -w /usr/local/lsws/wordpress -d example.com-w: WordPressのインストールディレクトリを指定します(デフォルトは/usr/local/lsws/wordpress)。-d: あなたのドメイン名を入力してください。
成功すると /etc/letsencrypt/live/example.com/ 内に fullchain.pem と privkey.pem が生成されます。
OpenLiteSpeed管理画面(WebAdmin)の設定
ここがOLS特有の作業です。ブラウザから「https://サーバーIP:7080」にログインしてください。
リスナーの変更(443ポート)
- 左メニュー [Listeners] > [wordpressssl]をクリック。
- [SSL] タブを選択します。
- [SSL 秘密鍵 & 証明書] の「編集」をクリック。
- 以下を入力(example.com は自分のものに変更)秘密鍵ファイル: /etc/letsencrypt/live/example.com/privkey.pem証明書ファイル: /etc/letsencrypt/live/example.com/fullchain.pem証明書チェーン: Yes
- [保存] をクリック。

バーチャルホストのマッピング
- [Listeners] 一覧に戻り、「wordpressssl」リスナーの [バーチャルホストマップ] > [追加] をクリック。
- Virtual Host: 自分のサイトのVHost名(例:wordpress)を選択。
- ドメイン: example.com,(必要な方はローカルipも)を入力して保存。
ここまでできたら、OLSを再起動して設定を反映します。
WordPress側のHTTPS化対応
OLS側の準備ができたら、WordPress本体の設定を更新します。
- WordPress管理画面(ダッシュボード) > [設定] > [一般]。
- WordPress アドレス (URL) と サイトアドレス (URL) を以下のように書き換えます。修正前:http://example.com修正後:https://example.com
- 一番下の [変更を保存] をクリック(一度ログアウトされますが正常です)。
HTTPからHTTPSへの常時リダイレクト設定
無事「https://example.com」でアクセスできることが確認できたら、「http://」でアクセスしてきたユーザーを自動的に「https://」へ飛ばす設定を追加しましょう。
- OLS管理画面 > [Virtual Hosts] > [wordpress] > [Rewrite] タブ。
- [Rewrite Control] を以下に設定:Rewriteを有効にする: YesAuto Load from .htaccess: Yes
- さらに下の [Rewriteルール] に以下を追記
rewriteCond %{HTTPS} !on rewriteRule ^(.*)$ https://%{SERVER_NAME}%{REQUEST_URI} [R,L]

ここまでできたら、OLSを再起動して設定を反映します。
SSL証明書の自動更新設定
Let’s Encryptの期限は90日なので、自動更新を有効にします。
certbot renew --dry-runエラーが出なければ、通常はcronやsystemd timerで自動更新されますが、OLSの場合は更新後にサーバーを再起動する必要があります。
自動再起動用フックの作成
毎月1日の午前1時に証明書を自動更新しOLSを再起動するフックを作ります。更新日時はお好みで設定してください。
nano /etc/crontab
00 01 01 * * root /usr/bin/certbot renew --force-renewal && /usr/bin/systemctl restart lsws
以上でOpenLiteSpeedでSSLを導入することができました。
次回なにするかは未定です。

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